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葬儀を終えられた後の心のケア
深い悲しみや喪失感を感じている方へ
命には限りがあり、どうしても失う悲しみに直面します。
大切な人やあるいはペットを亡くした後、故人への感謝の意を表し葬儀を行いますが、葬儀が終わってから自分自身の心をケアすることも大切なのです。
深い悲しみや喪失感を乗り越え、心を癒していくためにも、葬儀後の心のケアが必要になります。
葬儀を終えた後の感情の整理
葬儀を終え、故人を送り出した後、感情の整理に苦労される方は少なくありません。
葬儀でしっかりとお別れしたと実感できると、一時的に心が軽くなるかもしれませんが、日常生活に戻ったときに様々な感情が襲ってくることもあります。
そんなときは、自分の感情を素直に受け止め、自分の今の感情を書き出してみるのも一つの方法です。
また、信頼できる友人や家族に話を聞いてもらうことで気持ちが落ち着く場合もあるでしょう。
感情の整理は時間がかかることもありますので、焦らずに自分のペースで進めることが大切です。
心の中に溜まった感情を少しずつ外に出していくことで、やがて心は落ち着いてくるはずです。
「さよなら」を受け入れたいと考えられている方へ
無理やり「さよなら」を受け入れようとする必要はありません。
故人と過ごした思い出を振り返り、その人が生きた証を心に刻んでゆくことで、生前とは違う絆を持つことが出来ると考えています。
日々の生活の中で小さなことに感謝したり、新しい趣味や活動を始めて、それを故人に報告してみてはどうでしょうか。
そうすることによって、徐々に故人との思い出が新しい人生の一部になり、心に平穏が訪れます。
自分自身の感情に潜む強さや癒しの力を信じて、時に立ち止まりながら一歩ずつ自分の人生を歩んでいくことが大切です。
葬儀後の新たなスタート
葬儀後の新しいスタートは、失った悲しみに新たな意味を見出すことから始まります。
故人が残してくれたもの、感じたこと、学んだことを生かして、新たな自分を見つけていくことが出来るのです。
時には故人を想いながら、新しい目標を立てたり挑戦を始めたりしてみませんか。
また、自分を労り、心地良い環境を作り出すことも、穏やかな新しいスタートを切る上で助けとなるでしょう。
新しい日々は故人との接点から得た力を胸に、過去を大切にしながらも未来に目を向けるというバランスを重視することで、より豊かな人生を築いていくことが可能になります。
自分で出来る心のケア
からだを休める
看病疲れや心労などが、知らず知らずの内に溜まってしまい、葬儀後に体調を崩してしまうことがあります。
故人のことが頭に浮かび、なかなか寝付けない…という方もいらっしゃいます。
寝付けない日が続く時には、日中でも空いている時間に仮眠を取ることも一つです。
とにかく体を横にしてゆっくり休みましょう。
体調がすぐれないときは、無理をせずに、十分な休息をとり、自分の体をやさしく労わることが、生きていくための気力を取り戻すことに繋がります。
ゆっくりお風呂にはいったり、心が癒されるような音楽を聴いたりすることも良いでしょう。
亡き人への手紙を書く
故人に手紙を書くことは、気持ちを整理する方法の一つです。
伝えられなかったことや、日々の生活の中で報告したい出来事など、故人に対する自分の想いを手紙に書きだしてみましょう。
想いを言葉にすることで、自分の気持ちの整理のきっかけに繋がるでしょう。
弊社では、「空へのお手紙」など、死別後の悲しみが少しでも解消に繋がるような取り組みを定期的におこなっております。
➤過去のイベントでおこなった「空へのお手紙」についてはこちら
専門的なケア
自分では対処できないほど深い悲しみを抱えておられたり、それによって日常生活に支障をきたしている方は、カウンセリングなどの専門的なケアを行っている機関や団体を頼ると良いでしょう。
地域の精神保健福祉センターや保健所には、心の問題に関する相談窓口があり、電話で相談を受け付けてくれるところもあります。そういったサービスを利用してみるのも良いでしょう。
奈良市での相談窓口一覧は、奈良市のホームページにて紹介されています。
以下のリンク先からご確認ください。
相談窓口一覧 – 奈良市ホームページ (nara.lg.jp) 〈外部リンク〉
まとめ
ここまで葬儀後の心のケアについて、様々な方法をお伝えしてきました。
葬儀後に深い悲しみや喪失感に襲われることは、誰にでも起こりうることです。
この記事をお読みいただき、悲しみや喪失感を乗り越えるためのヒントになりましたら幸いです。